マンホールガスケットってなによって話。

入社してから今まででそれって名前と用途違くないと思ったガスケットのNO1が「マンホールガスケット」です。

初めて問い合わせをいただいたときに、マンホールってつくからてっきり下水道の入口のあのマンホールの蓋なんかに使用するもんだとおもい、たぶんOリングあたりだろうなと思い、客先から出てきた品番がニチアスさんのT#1374(ニチアスHP)でした。

そして、圧力レーティングと口径を告げられました。え、フランジに使うものなの?それでなんでマンホールガスケットなんだってそう思いました。

基本的には排気ガスなどの高温度帯のマンホールにも使用するってことでマンホールガスケットっていうんだろうと勝手に解釈をしています。

 

それで、このマンホールガスケット、織布にゴムなどを塗布したものなので締め付け面圧を取れないところに使用が可能です。というより、高い締め付け面圧をかけても、元が織布なので密封シールすることはできないです。

なので、多少の漏れが許容される箇所に使用するような形になります。

スペックとしてはニチアスさんでも何種類か出ているので、用途によって使い分けるような感じになります。それと、会社によって考え方あるのかもしれないですが、多少の漏れの許される場所への使用であっても、ガスケットとして使用する以上は漏れない方がいいという事なので、ガスケットのスペックの最高使用可能温度が現場の最高使用温度と同じときは何かあるといけないので一応そのワンランク上のスペックの材質の物を勧めるようにしています。

上水で使用できるパッキンは何だろう。

上水で使用できるパッキンってどれですか?

そんな問い合わせ少なからずをいただきます。

 

始めになんですけど、そもそも上水って何よって話からなのですが。

簡単にいえば飲料水に使用する為の設備や水道のことを指しています。なので、上水用のパッキンってことは基本的には人の体に入ることを前提としてパッキンの選定もしないと駄目です。

そして、もう一点水道水には塩素処理を施されていることからわかるように、ただ水が通るというよりは、正確に言えば薬品入りの水が通るってイメージになります。

 

それで結局何の材質のパッキンを使用するのって話なのですが、常温の水が通るってことなので比較的安価なゴムが選ばれることが多いです。そのゴムも何でもいいかというとそうではなくて、日本水道協会認定の水道に使用していいよってゴムを使用します。この認定されてるものを略して水協認定品っていう事が多いです。

じゃあ日本水道協会って何よって話なのですが。ざっくり言えば水道に関わる調査とかそんなことをしている社団法人さんです。

一応下記にホームページの概要貼っておきます。

日本水道協会

公益社団法人日本水道協会は、水道の普及とその健全な発達を図るための諸事業を行うことによって、公衆衛生の増進に寄与することを目的として、昭和7年5月12日に設立された公益法人です。
水道は、国民生活や産業経済活動に欠くことのできないライフラインとしての使命を果たすため、地震や渇水にも強い高水準な施設整備を推進し、安全で安定した給水サービスはもとより、高品質な水道水の供給に努めております。

  本協会は、水道事業の経営や水道の技術及び水質問題について調査研究を行う他、水道用品の検査及び給水器具の品質認証を行い、また、国に対して水道に関する請願・建議を行うことによって、全国の水道事業者の諸問題解決を支援し、国民の皆様が将来にわたって安全で安定した水道を利用できるよう、積極的に活動しております。

それか、ゴムに比べるとシールする際に締め付けの圧力が必要になりますが、食品衛生法適合(食適)を通っているテフロン素材ですかね。

上記以外でもスペック的には使用可のなもの、ぶっちゃけ1995だって条件的には使用可のなのですが、水協認定品の証明書や食品衛生法に適合しているという証明書がとれないので何かあった時に何でこんなもの入れてるんですかって話になるので、適合したものを選定するようにしています。

蒸気用ガスケットのジョイントシート

蒸気用で使用できるジョイントシートはニチアス製品だと下記2製品になります。

クリンシル® スーパーの画像

https://www.nichias.co.jp/gasketnavi/gasket/detail.html?id=1993

クリンシル® トップの画像

https://www.nichias.co.jp/gasketnavi/gasket/detail.html?id=1120

(ニチアス(株)HPより)

どちらも1995よりも高温帯で使用できるジョイントシートです。

もともと1993が製品として出て、その後上位互換の1120出たような形になります。

なので、1993を入れられているラインであれば、1120を入れても問題なく使用可能です。というよりかは、1120入れてもらえた方が性能が上なので安心です。

 

温度帯のざっくりの目安としては1120であれば、水系の流体でしたら圧力20K以下にて約200℃以下で考えていれば問題なく使用可能です。

働きながら思うのは、折角上位互換作ったんだから1993辞めちゃえばいいのにってそんな感じです。

一番よくでる。ニチアスジョイントシート、1995(クリンシルブラウン)

会社で一番出る種類のパッキンはと聞かれたらこれ。

1995(クリンシルブラウン)

クリンシル® ブラウンの画像

(ニチアスHPより画像転載)

https://www.nichias.co.jp/gasketnavi/gasket/detail.html?id=1995(ニチアスHP)

 

このパッキンよく出るのですが、基本的に使用推奨しているのが、水系の流体で100℃を超えないラインです。ざっくりと低温のラインです。

一応180℃までは使用できるので、100℃以上でも使用は可能なのですがその場合1~2年程度でガスケットの交換が必要になります。(通常は5年程度使用可)

なので、メンテナンスで交換が可能なラインでかつ低温の流体が流れるラインに使用推奨のガスケットです。

一応ゴムを除く他のガスケットに比べると安いので何とかこれでいけませんかとのお問い合わせがお客様からあるのですが、多少安いものをいれるよりは、高くてもきちんと条件に合ったガスケットを選定してラインに入れないと、それが原因で配管の漏れが発生した際に多少の安さなんか吹き飛ぶほどのお金がかかるので、勤めたいる会社の方針では条件に合ったガスケットを選定するようにしています。

 

このパッキンが良く流通しているので、世の中には100℃以下の低温の流体でメンテナンス可能なラインの配管が多いのだなーと製品が出るたびに思っています。

シートパッキンの代表的な形状3つ。

シートパッキンの代表的な形状は3つあります。

一つ目が全面パッキン(FF)

この形状はフランジに取り付ける際に、ボルト穴の部分にボルトが入ることによりパッキンが固定されるので施工がしやすいというメリットがあります。

ただ、他の形状に比べるとフランジに当たるシート面が多くなるので、締め付け面圧を十分にかける事が他の2つの形状に比べると労力がいるのがデメリットです。

 

2つ目は内パッキン(RF)

この形状はフランジのボルトの内側にパッキンの外形がくるような形状になります。

この形状は、全面パッキンに比べると施工の際位置決めが難しいです。

一方で、全面パッキンに比べるとフランジに当たる面が少ないので締め付け面圧を全面パッキンに比べるとかけやすくなります。

全面パッキンに比べ、漏れては絶対にいけないラインに使用されることが多いです。メーカー自身も、漏れの許されない蒸気やガスの場合はこちらの形状推奨です。

 

3つ目は耳付きパッキン

 

この形状は内パッキンに取っ手がついたようなイメージになります。

特性はほぼ内パッキンと変わらないのですが、取ってがついていることにより施工後外から見てもパッキンがきちんと入っていることが確認でき(内パッキンはフランジのリング面にいれてしまうので、施工後は外から見ただけだとパッキンが入っていることが確認できない)。

施工時の位置決めも内パッキンに比べるとスムーズに進めることが可能です。

 

上記の3形状がシートパッキンの主な形状になります。

こんな人が書いてます。

パッキン商社に入社したおじさんです。

前職は全く違う製品を扱っていたので全くわからない状態からのスタートです。

ただ勉強をしても覚えられないので、勉強したことをここに書き残していこうと思います。

あ、おじさんにありがちな中肉中背です。

世のおじさんたち頑張っていきまっしょう。

そんな感じで書いていきます。

ちなみに会社がニチアス製品メインなので、ニチアス製品のことを中心に書いていくことになると思います。