シートパッキンの代表的な形状は3つあります。
一つ目が全面パッキン(FF)
この形状はフランジに取り付ける際に、ボルト穴の部分にボルトが入ることによりパッキンが固定されるので施工がしやすいというメリットがあります。
ただ、他の形状に比べるとフランジに当たるシート面が多くなるので、締め付け面圧を十分にかける事が他の2つの形状に比べると労力がいるのがデメリットです。
2つ目は内パッキン(RF)
この形状はフランジのボルトの内側にパッキンの外形がくるような形状になります。
この形状は、全面パッキンに比べると施工の際位置決めが難しいです。
一方で、全面パッキンに比べるとフランジに当たる面が少ないので締め付け面圧を全面パッキンに比べるとかけやすくなります。
全面パッキンに比べ、漏れては絶対にいけないラインに使用されることが多いです。メーカー自身も、漏れの許されない蒸気やガスの場合はこちらの形状推奨です。
3つ目は耳付きパッキン
この形状は内パッキンに取っ手がついたようなイメージになります。
特性はほぼ内パッキンと変わらないのですが、取ってがついていることにより施工後外から見てもパッキンがきちんと入っていることが確認でき(内パッキンはフランジのリング面にいれてしまうので、施工後は外から見ただけだとパッキンが入っていることが確認できない)。
施工時の位置決めも内パッキンに比べるとスムーズに進めることが可能です。
上記の3形状がシートパッキンの主な形状になります。
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