うず巻きガスケット(ボルテックス)の材質の決め方。

お客様からボルテックスパッキンくださいとだけ問い合わせをいただくことがあります。ただ、ボルテックスパッキンってシートパッキンに比べて材質の組み合わせが多数あります。なので基本的にどの辺を押さえておけば選定できるのかって所を書いていこうと思います。

基本的にはシートパッキンと同じで温度、圧力、流体、形状を確認していただければいいのですがこれに加えてボルテックスパッキンの場合は使用するフランジの材質の情報が必要になります。

このフランジの材質はなんで必要かというと金属は異種金属の組み合わせで使用してしまうと電位差で金属に錆が生じてしまう可能性があります。なので、ボルテックスの基本形は別として内輪、外輪の金属材質はフランジと同材質にしないといけません。仮にフランジ、ボルテックスで異種金属で施工してしまったとしても金属に錆が生じるまでにはかなりの時間が必要なのですぐに漏れが生じることはないのですが、ボルテックスを使用するラインは基本的にはメンテナンスフリーで施工したら取り壊しまで使い続ける物や、比較的高圧のラインでの使用になるのでシートパッキンのラインに比べると取り換えしづらい場合が多いと思われるので可能な限り情報を引いてフランジと同材質の物を納品していきたいものです。

因みにボルテックス、ボルテックスって連呼していますがこれはニチアスのうず巻きガスケットの名称でバルカーだったらバルカタイト、ピラーは調べたのですがあまり固有の名称が出てこなかったのでよくわかりませんが各社名称を付けています。ただ理由はわかりませんがうず巻きガスケットに関しては他社製品に関してもボルテックスで問い合わせをいただくことが多いです。何でだろう。

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