ジョイントシートで製作するガスケットの場合メーカーの規格サイズ以上の物は基本的には製作ができません。単純に材料の規格が存在しないので製作できなって話なんですけど。
それでも中には今使用しているフランジを開けてみたら厚みが5tくらいのニチアスのジョイントシートのT#1995がでてきてそれと同じものという事でお客さんから注文くるときがあります。
初めて聞いたときはそもそも材料の規格がないんだから作れるわけないじゃんって思っていたのですが、頭が固かったですね。単純に2tと3tを接着剤なりで貼り合わせて製作するんです。
聞いたときには確かにそれで製作することできるなーって納得しました。
ただ製作することは可能なのですが貼り合わせや重ねて使用すること自体メーカーの非推奨の使用方法になるのでなにかあってもメーカーの保証が受けることができないのと、ガスケット自体組み合わせて使用することで面圧が適切にかからなかったり、ガスケットとガスケットが接している面が滑ったり割れたりする場合などもあるため製作する場合はノークレームで何があっても全く保証ができない前提での製作になります。
なので、正直現行でメーカー規格以上の厚みのガスケットが出てきた場合でも面間などが何とかなるようであればメーカー規格内の厚みでのガスケット製作を提案するようにしています。
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