ボルテックスガスケットは施工時片側だけ締めがち

ボルテックスガスケットは施工時フランジに挟んで締め付ける際には、どんどん力をかけてガチガチに締め付ける事でシールをします。ボルテックスガスケットはシートガスケットと異なり面圧をかけても割れることが無いため、施工時に割れの心配がなく安心して締め付ける事ができます。

ただ、割れないからといってボルトの一ヶ所を完全に締めてから次のボルトを完全に締めるという順番で施工をしていくと、初めに完全に締め付けた部分はきちんと面圧がかかるのですが、反対側のボルトを同じように締めたとしても締めきった方のフランジの締め付けた力の反発により締めきる事ができずに漏れの原因に繋がる可能性があります。

なので、割れる心配の無いボルテックスガスケットであっても、順番に何回かに分けてボルトの締め付けをして頂くことが漏れの無い施工に繋がると思われます。