65Aのガスケットが割れる事例が多い理由

ガスケットが割れたという話で多い製品はテフロンのクッションガスケットなのですが、じゃあ割れた事例の多い径はというと65Aが比較的多いです。

理由としては65Aは旧JIS寸法と現在のJISの内径の寸法が異なるため、旧JISのフランジだと知らずに現在のJIS規格の寸法でガスケットを入れるとガスケットのフランジへの当たり面がおかしくなり、ガスケットに対して面圧をきちんとかけることが出来ずに割れるパターンが多いです。この当たり面がどの程度違うのかというと、旧JISの内径が77Φで現在のJIS規格が84Φとガスケットの内径が7ミリ大きくなっています。なので、旧JISフランジで現在のJIS規格のガスケットを使用すると、内径の当たり面がフランジの端の方に集中してしまい面圧が集中することでガスケットの割れが発生します。

上記のガスケット割れを防ぐために古い設備の改修工事の際などは、使用されているフランジが旧JISか現行の物か確認して貰えるのが一番の対策になると思います。

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