テフロンでも絶縁じゃないガスケットがある

テフロンのガスケットを選定する場合ほとんどの理由は対薬品性や食品衛生法に適合しているか、もしくは絶縁対応をしたいか辺りになります。

テフロンガスケットは充填材を混ぜることで一定の薬品に対しての耐性を向上させたり、ガスケットの強度向上や耐熱の向上をさせることができます。

ただ、充填材の種類によってはテフロンの絶縁という特性が無くなる場合があります。食品衛生法に適合していないテフロンはしばしば出回っているため、食品衛生法に適合していなくてもそんなに引っ掛かるお客さんはいないのですが、絶縁に関してはテフロンなのに絶縁出来ないのかと驚かれることがあります。

じゃあどの充填材を使用しているテフロンが絶縁できないのかというと、主にカーボンを充填材として使用している製品になります。ニチアスだとt#9007-SCでバルカーだとv#GF300辺りが該当します。絶縁する必要がある場合は、この辺りを避けて選定を行っていきます。

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