ジョイントシートのT#1995を構成している主成分はNBR,アラミド繊維、無機充填剤の3種類です。
この3種類の物質はそれぞれ電気を通さないです。なので、一見するとT#1995でも電気絶縁出来そうなのですが、電気絶縁出来ないガスケットに含まれています。
これにはジョイントシートの構造が関係しています。ジョイントシートは空隙というジョイントシート内部に隙間がある構造になってます。この空隙を面圧をかけて潰すことでジョイントシートはシールが出来るようになっています。そして、この空隙の中に水分などが入ることにより、ジョイントシート自体は電気を通さないのですが間の水分を通じて通電してしまいます。
電気絶縁のガスケットというとテフロンなのですが、このテフロンはテフロン自体が絶縁体な上に、空隙のない構造となっているため電気絶縁ガスケットとして使用することが可能です。というよりは、ガスケットで電気絶縁出来るものとなると殆どがテフロンになるので絶縁で使用しますと言われたら、温度や流体を聞いて使用できるテフロンガスケットを選定してお客さんに提案するようにしています。
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