JPI規格のパッキンではボルトの規格に気をつけて

JPI規格は日本の石油工業用フランジに多く採用されている規格です。

この規格はアメリカのANSI規格をもとに製作されている規格の為、日本産業規格のJIS規格とサイズ表記が異なります。

JIS規格の場合は圧力をK(キロ)、口径をAで表記するのですが、JPI規格の場合はアメリカの表記にあわせて圧力をLB(ポンド)口径をB(インチ)表記となります。

慣れてくればすぐに1/2Bが15Aとすぐにわかるのでしょうが、恥ずかしい話、私が担当しているお客様はそこまでこの変換を必要としてくることがないため私は何Bが何Aか調べないとわからないです。

そしてこのJPI規格のパッキンを使用する際に使用するボルトは基本的にアメリカ規格のユニファイネジ(インチネジ)となります。

ただ、まれに使用するボルトがユニファイネジではなく日本の規格のメートルネジの場合があります。このメートルネジを使用する場合はボルトのサイズが異なるためそれに応じてパッキンの寸法も変わってきます。

基本的にはユニファイネジ使用を前提で考えていてほぼほぼ問題ないのですが、メートルネジ仕様なのを聞いたのに忘れて製作、納品していざユーザーさんが使用しようとしたら寸法が合わなくて使用できなかったなんてことにもなりかねないため、JPI規格でメートルネジという単語が出てきたらかなり目立つようにメモを取るようにしています。

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