お客さんのなかで電気絶縁をしなきゃならないラインが存在する場合があります。
例えば異種金属同士の配管を接続する場合だと異種金属間にて電位差でイオンと電子の移動が発生し、錆の原因になります。
そこでフランジ間にて電気絶縁が出来るようにしてイオンや電子の移動を無くそうというような箇所があります。
その場合ガスケットに関してはカーボンの充填されていない、テフロンガスケットのみが絶縁として使用できるガスケットになります。
カーボンの充填されているガスケットが使用できないのはカーボンが電気を通してしまうからです。
ちなみにゴムやシートパッキン何かも電気を通さないイメージがありますが、電気を通しにくいだけでどちらも電気絶縁としては使用できないものになります。
この電気絶縁ですが、基本的には始めの方で記載した異種金属のフランジ同士をつなぎ合わせる際に必要なことになるため、フランジ接続が鉄どうしやSUSどうしであれば気にする必要は特にないと思います。