ジョイントシートをテフロンで挟んだテフロンクッションガスケットやテフロンサンドなどと呼ばれる分類の製品があります。
ニチアスで言うところのT#9010です。
流体に当たる面がテフロンのため、耐薬品性等に関してテフロン単体のガスケットと同じように使用が可能です。
また、中芯がジョイントシートなのでテフロン単体品より安価なため、安くテフロンのガスケットを使用したい際に使用されていたガスケットになります。
一見価格と性能を併せもったいい製品のように感じるのですが、現状では正直あまり使用をおすすめしないです。
理由は下記になります。
○ジョイントシートとテフロンの組み合わせ品のため施工時の許容締付け面圧の範囲が狭く、施工が難しい。
○施工時テフロンの皮がめくれたりするため施工自体が少し面倒
○最近はテフロン単体のガスケットに比べてそこまで安くないどころか、仕様によってはテフロン単体のガスケットの方が安価な場合がある。
そんな感じなので今から仕様を決める案件であれば、テフロンクッションではなくテフロン単体のガスケットをおすすめします。