ガスケットの耐用年数

ガスケットの耐用年数

ガスケットは工場やプラントのような定期修繕が行われるような場所で使用される場合と、マンションの内部配管等の施工したら解体するまで使用され続ける場合の2種類があります。

解体するまで使用され続ける場合をメンテナンスができないためメンテナンスフリーと呼ぶことがあります。

どちらの場合でも施工者からするとガスケットの耐用年数は気になるところだと思います。

ただ、ガスケットの使用される状況は現場ごとに様々なため一様にメーカーが製品ごとにガスケットの耐用年数の基準を設定して提示することが難しいのが現状です。

正直、流体が水で温度が常温で圧力高くないというような厳しくない使用条件であればメンテナンスフリーの場合でも、シートガスケットで使用して問題がないと思われます。ただ、ゴムガスケットの場合はゴムが硬化してしまいガスケットが割れ、漏れを起こす可能性が高くなるためメンテナンスフリーであれば最低でもシートガスケットを使用するのがいいと思います。

また、高圧下や流体が蒸気などの条件でメンテナンスフリーの場合は適正な面圧をかけることができない場合を除き基本的にはボルテックスガスケットの使用を推奨しています。ちなみに、シートガスケットやゴムガスケットの場合、メンテナンス可能な箇所であっても異常内圧等の想定していないトラブルでガスケットが破断してしまい定期修繕前でも不具合が出てしまい交換なんてこともあるため、予算と適正な面圧をかけることが可能な状況であればボルテックスガスケットを使用してもらうのが良いかなと思います。