シートガスケットの注文で必要な情報は型番、厚み、形状、圧力、口径なのですが形状って何があるんですか?と聞かれることがたまにあります。
代表的なガスケット形状は全部パッキン(FF),内パッキン(RF),柄付きパッキンの3つになります。
それぞれ特徴を下記に記載します。
○全面パッキン(FF)
ボルト穴付きでフランジの形状をそのまま形作ったような形状になります。
メリットはボルト穴が開いているため、センタリングしやすく施工しやすい。
外からみてもパッキンが入っているか目視で確認できる。
デメリットは他の形状に比べると材料を多く使うので高い。
フランジの面積が大きいため十分な締付け面圧をかけるのが大変。
○内パッキン(RF)
形状としては配管の内径とボルト穴の内側までを内外径とするリング形状のパッキンになります。
メリットは全面パッキンに比べると面積が小さいため十分な締め付け面圧をかけやすい。
全面パッキンに比べると小さいためやすい。
デメリットは施工時ボルトの内側にガスケットを落としてセンタリングするので面倒。
施工後外から見たときにパッキンが入っているかは確認できない。
○柄付きパッキン
内パッキンに柄がついているものになります。
内パッキンと同じく十分な締め付け面圧をかけやすく、柄の部分が施工後フランジの外からも確認できるため外からみてもガスケットが入っているか確認が可能です。
デメリットらしいデメリットはないので正直一番使いやすいんじゃないかと思います。