高圧、高温ならボルテックスガスガスケット

高圧、高温ならボルテックスガスガスケット

温度が高い、圧力も高いそんな条件でのガスケット選定は基本的にボルテックスガスケットになります。

下記一番耐熱温度の低いフィラーがNAのボルテックスガスケットのメーカーサイトになります。

ガスケットNAVI

ニチアス・ガスケットNAVI
www.gasketnavi.com

上記のフィラーがNAの製品で耐熱温度が~350℃程度になります。

フィラーがNAの製品と共に耐熱温度が~450℃のフィラーがGRのボルテックスガスケットの2種類が汎用品としてよく現場で使用されています。

ボルテックスガスケットは内パッキン形状のみの製品になります。

ガスケットの形状としては内パッキン形状なのですが内外輪の有無によって内外輪付き、外輪付き、内輪付き、基本形の4つの形状があります。

ボルテックスガスケット自体がシールする面はフィラーの部分の為、内外輪は基本的にばらけ防止の補助の役割になります。

ボルテックスガスケットを施工する際にはかなりの締め付け面圧をかける必要があるため、内外輪付きもしくは外輪付きを使用するのが基本となります。内外輪の材質はフランジの金属材質に合わせて選定するようになります。

内輪付きおよび基本形に関しては溝形フランジやはめ込み型フランジの場合に使用します。

施工時の注意点としてはとにかく締め付けること、ガンガンと締め付けてもボルテックスガスケットが壊れるより先にボルトが伸びてしまうたこんなに締め付けて大丈夫かなくらい締め付けてもらって大丈夫だと思います。むしろボルテックスガスケットを使用してるか所で漏れが発生する場合は、施工時の締め付け面圧不足が原因の場合が多いためガンガンに締めて施工をした方がいいと思います。

上記のようにボルテックスガスケットはシールするためにかなりの締め付け面圧が必要になるため塩ビのフランジや金属だけど薄いフランジに関しては締め付けてもフランジが負けてしまうため、ボルテックスガスケットの使用は推奨できないです。

フランジに問題がない場合はボルテックスガスケットを入れてとにかく締め付けてもらえれば施工個所は漏れなく定年まで過ごせるでしょう。

ちなみにボルテックスガスケットはニチアスの製品名で他社品は渦巻ガスケットと呼ぶのが正式らしいです。